一眼レフ道:PLフィルター

旅空

2012年10月08日 20:11

1週間くらい色々忙しくてブログ活動が出来ずにおりました・・・((+_+))

今回はアウトドア記事ではありませんが、こんなものにつき考察してみようと思います。

Kenko Tokina:Zeta EX サーキュラーPL



「PLフィルターなんて今更・・・?」
「常識じゃないですか・・・」
とおっしゃる方々。本当にすみません。先日知りました(^_^;A)
人それぞれ好みはあるかも知れませんが、この2枚の写真、どちらが鮮やかに写っているかと言われると下段の写真に軍配が上がるかと思います。




もちろん、下段がPLフィルターを使った写真です。

僕はついこの間まで存在すら知らなかったんですが、PLフィルターとは

PL = Polarized Light = “偏光

「反射を消したり青空の色を濃くしたりして色彩を鮮やかに表現する、風景撮影の必需フィルター。」

なんですね。そんなこと言われたら買わずにはいられなかったんですね(^_^;A)

関係ないですが、ご存じ「PL学園」は「パーフェクト リバティー教団」の略みたいです。完全な自由・・・。

このフィルター、構造的には2枚の薄いレンズが合わさった形をしていて、表のレンズを回すことで偏光の度合を調整できます。


その理論としては、光が波の性質を持っており、通常光の振動方向は、進行方向に直角で、その個々の光が集まっている為に、あらゆる方向に無秩序に向いた光の集合体・・・zzz
やめときましょう。

装着したところです。なんかいつもよりレンズが黒く見えるな~ってくらいです。このままレンズキャップも被せられます。



装着は「ハメ込む」という言葉が何よりもふさわしいです。バヨネットなわけでなく、ネジなどがあるわけでもなく、「カポッ」といきます。

先日地元に戻った際、かざこし子供の森公園というちょっと広めの自然あふれる公園に行ってきましたので、その写真を交えつつレポートします。

ここは家族連れで賑わう、地元民の憩いの場です。
ちょっとした林道を上った丘に公園があります。


丘なので見晴らしがちょっと良いです。


巨大なジャングルジム+滑り台+上り棒+etc.みたいな遊具があります。
やっぱり子供はこーゆうのに弱い(*^^)v
子供を遊ばせつつ、嫁にみてもらいつつ、自分は撮影係を兼任していました。





そして、PLフィルターの効果です。比較のためにフィルターありとなしで何枚か撮ってみました。

フィルターなし


フィルターあり


フィルターをかけた方が、空の青が濃く、また葉っぱの反射が抑えられ、紅葉しかけている木々がより鮮やかに写ってるような気がします。

フィルターなし


フィルターあり


こちらも同様に、フィルターをかけることで空の青や木々の緑が濃く、より鮮やかに写っているかと思います。
フィルターなしの方では画面真ん中あたりの空が白とびしかけてますが、フィルターをかけることで空の色がはっきり出てきました。

あんまりよくない例もありました。


フィルターの偏光度合を最大限にして撮った写真では、空が「飛行機に乗って窓から宇宙を見たときの色」になってしまっています。まあこれはこれでアリなのかも知れませんが。限度を知れということですね。

また、PLフィルターの偏光は、太陽光の角度が90度前後である場合に最も効果があるので、逆光では効果が無く、順光でも少し効果は減るということに注意です。



この写真は右から太陽が当たっているのですが、太陽に近い(=逆光に近い)ところで効果がうすく、左にいくほど(=太陽から90度に近い)効果が強くなっていて、空がグラデーションになってしまい、何か不自然です。

また、太陽光があんまり強くない曇りの日だったりすると、効果が薄いみたいですね。

あとは、偏光によって光量自体も落ちるため、補正をかけるべくシャッタースピードが1~2段階遅くなってしまうという欠点もあります。Kenko Tokina:Zeta EX サーキュラーPLは極薄で、シャッタースピードがほとんど変わらないといううたい文句でしたが、他の製品との比較がないためになんとも言えません。

ただ、偏光度合を最大にした状態で、自分の入門機の小さいファインダーでも十分見れましたので、やっぱりちょっとは良いのかも知れないですね。

このように色々条件はありますが、うまく使いこなせばキレイな青空が撮れるはずです!!


まずはフィールドに行かなくては・・・!

あなたにおススメの記事
関連記事